今年もおもちつきの季節がやってきました。
朝から教職員総出で準備し、お手伝いのお父様方、保育参加の
お母様方の力も借りておもちつきを行いました。
前日に研いで水を張っておいたもち米は、ザルにあげて水を切り
せいろに入れて蒸かします。
薪が燃え、蒸気が噴き出し蒸かす様子も子どもたちは興味深そうに
観ていました。
蒸かしたもち米を臼に移したら、すぐにぺったんぺったんつくわけ
ではなく、まずは杵でよく捏ねてつぶしていきます。
ある程度粘りが出てきたらいよいよぺったんぺったん杵でつきます。
「よいしょ~!よいしょ~!」「〇〇ちゃんのおとうさんがんば
って~!」と子どもたちの声援を受け、お父様方や理事長先生が
一生懸命ついてくれました。
年長組は小さな杵で全員もちをつく経験もしました。
小さな杵でも子どもたちにとっては力がいる作業、一人10回ずつ
つくのもやっとの子もいたようです(^^;
つきたてのおもちは、きなこもちと磯部もちにしていただき
ました。
「きなこおいしい!」「ぼくはしょうゆあじがすき!」と子ども
たちは嬉しそうにほおばっていましたよ。
年長組の子どもたちが、おかまでご飯を炊きました。
5月に発泡スチロールの田んぼに田植えをして生長を観察してきた
稲を刈って干して脱穀・精米も子どもたちと一緒に行いました。
先生が火をつけ薪をくべてご飯を炊く様子を子どもたちは
「はじめちょろちょろ中ぱっぱ、ぶつぶつ言ったら火を引いて
赤子泣いても蓋取るな!」と唱えながら観察しました。
10分くらいすると湯気が出てきておかまと蓋の間から
吹きこぼれてきました。
火を弱め20分ほどで炊き上がりました。
火を引いて更に20分蒸らします。
その間に、畑で育てた蕪・大豆から育てたもやしと油揚げ・ネギ
の入った具沢山の味噌汁も出来上がりました。
蓋を取るとぷ~んとごはんのいい匂い。
ボールに移すといい具合におこげも出来ていて、ごはん炊きは
どのクラスも大成功でした。
今日の昼食は、ごはんの味をしっかり感じられるように炊き立ての
ごはんと味噌汁のみ。
お茶碗は左、味噌汁は右に置き、茶わんやお椀は手にもって
箸を使って食べる経験もしました。
かみしめるごとに甘みを感じ「ごはんおいしい!」とお代わりを
して、ごはんも味噌汁も空っぽになりました。
年長組の子どもたちが、先日、吉田農園で掘ってきた
サツマイモでやきいもをしました。
おいもの泥をたらいで優しく洗って落としたら、1時間ほど
塩水につけておきます。
新聞紙で包み、水にくぐらせたら軽く水気を絞って更に
アルミホイルで包みます。
アルミホイルだけだと熱が直接おいもに伝わり、すぐに焦げて
しまいますが、水分を含ませた新聞紙を入れることで熱が
徐々に伝わりに水分で蒸し焼きになるので、おいもがふっくら
おいしく焼けるのです(^^)
準備ができたら、理事長先生、庄司さん、バスの運転手さん
たちが朝から炭をおこしてくれた火床に、熱さを我慢しながら
入れました。
焼きあがるまで30分ほど、部屋で楽しみの待ちました。
アルミホイルと新聞紙を外すと中からホクホク熱々のやきいも
が出てきました。
一口ほおばると「あま~い。」「おいしい!」と子どもたち。
寒い中でしたがお腹も心もほっこり温かくなりました。
16日(土)年少組「「親子で遊ぼう会」が行なわれました。
親子で体を動かしながら楽しむことがねらいでしたので、
お父様も参加しすいよう、あえて土曜日に設定しました。
どのクラスもたくさんのお父様が参加してくれたので、普段
お仕事でお子さんの幼稚園での様子を観ることができない
お父様も楽しんでいただけたのではないかと思います。
子どもたちは、朝からおうちの方が来てくれるのを首を長くして
待っていました。
親子で自己紹介してもらい、いつも幼稚園で歌っている歌や
手遊びを一緒に行いました。
その後は親子で触れ合いながらたくさん体を動かして遊び
ました。
抱っこしてもらったりぶら下げてもらったり子どもたちは
キャッキャッと歓声を上げ楽しんでいました。
最後は、クラスみんなのお父さん・お母さんの力を借りて
足の長~いトンネルをくぐったり子どもたちが宅配便に
なって次から次へ手渡してもらったり、普段ではできない
経験をさせてもらって、子どもたちは大喜びでした。
今週、年長組「劇の会」が、1クラスずつホールで
行なわれました。
運動会後、約1か月かけて、題材選びから絵本をクラスみんなで
何度も読み深め登場人物らしい動きや場面に合ったセリフを
考えたり、大道具・小道具を用意したりしながら、一つの劇を
作り上げてきました。
部屋である程度劇らしくなってきたら、ホールの舞台を使い
照明や幕の開け閉め、音楽なども入れながら、より本物の劇らしく
なるよう、毎日取り組んできました。
年長組のクラス同士で見せ合ったり、年中組ペアクラスに見せたり
して、保護者の方に観ていただく「劇の会」で、この活動の締め
くくりとしました。
お客さんが入ると子どもたちも緊張したようですが、どのクラスも
今までの成果を出し切り、素晴らしい劇を観ていただく事ができ
ました。
子どもたちもやり遂げた満足感・充実感を味わえたようです。
いちょう組「11ぴきのねこふくろのなか」
けやき組「さるかに」
すぎ組「さるかに」